top of page

2016年 Nepal Work Camp

【日程】2016.03.07〜2016.03.18

【渡航先】ネパール(カトマンズ)

【目的地】チトワン群ボルレ村、パルバティプル村

【目的】

・2014年にボルレ村に完成させた図書館の調査、増書。

・パルバティプル村での授業の実施。ノート、遊具の寄付。

・カトマンズでの地震の被害確認。

​1.ボルレ村

 2014年に完成した図書館の増書をメインに村の人々と交流しました。

 図書館建設以降、英語を勉強する人が増えたボルレ村。グローバル化に備え彼らも必死に勉強しています。

 カトマンズから車で半日以上かかるボルレ村は山奥のヒッソリとした農村地帯です。他の村との交流は少なく自給自足の生活を送っています。少しずつ道路の整備は進んでいますが、なかなか入り組んだ山岳地帯での工事はスムーズに行きません。

 川沿いのためラフティング(川下り)のツアーで生計を立てる人も少なくありません。

 こうした小さい村には政府や国連の支援がなかなか行き届かないのが現実です。我々のような小さな団体の支援が今後しばらく求められそうです。

​2.パルバティプル村

 昨年から支援をはじめたパルバティプル村。乾燥地帯の中心にあるこの村は乾期には深刻な水不足に陥ります。データを取っておらず具体的な数字は分かりませんが、水不足でたくさんの人が病気になったり、亡くなっているといいます。近くに川もなく、井戸水はとてもきれいとはいえません。他の村から仕入れますがそれを買うお金がない。結果的に不衛生な水を利用するしかないのです。

 ほとんどの人が農業、小売で生計を立てています。意外にもこの村では英語を扱える人が多く(学校で英語教育に力を入れているため)、都市のチトワンまで出稼ぎに行く人も多いといいます。

 テレビやスマートフォン、ネット環境も家庭によっては普及していました。

 この村では貧しい公立学校へノート、サッカーボールの寄付、授業の実施、簡易遊具の建設を行いました。子どもたちの性格は人懐っこくとてもパワフルで1日中遊びにつき合う日もありました。

 そんな元気な子どもたちですが、家の家事や畑仕事の手伝いがあり、小学1年生では40人ほどいた生徒が6年生になる頃には3人ほどに。体が大きくなり稼ぎ手として家で重宝されてしまうとのことでした。

 先生たちも過酷な状況で、全体10名ほどのうち、国家から正式に雇われている人は2人ほど。他の先生はボランティアや村の人たちが募集した英語の先生たちです。彼らは月6万円ほどを村人の支援によって得ているといいます。

​ 教育の金銭問題、水不足など問題は山積みです。

bottom of page